まずは、エネルギー源を
帰ってすぐ晩ごはんであれば、エネルギー源であるご飯など炭水化物をたっぷりと食べましょう。これは、筋肉のエネルギー源、グリーコーゲンを補給する為です。アスリートは、まず何よりも、動く為のエネルギーを補給する事が大切です。また、炭水化物を摂る事で分泌されるインシュリンは、たんぱく質を細胞に吸収させるのに必要です。壊れた筋肉を修理するのにも炭水化物は必要なのです。
たんぱく質で筋肉の修理を
ライディングで筋肉は壊れます。壊れた筋肉の修復に必要なのは、筋肉の材料になるたんぱく質です。食事の時、肉、魚、大豆などでたんぱく質をしっかり摂りましょう。ただ、たんぱく質は消化が悪いので、しっかり噛むことで少しでも消化を助けましょう。また、肉や魚には、炭水化物をエネルギーにかえるのに必要なビタミンB群も含まれます。
吸収が良いもので、できるだけ早く摂る
体の回復は、運動を終えたらすぐ開始します。特に運動直後は、回復が活発です。この時に、素早く回復に必要な栄養素を体に供給しすると、回復がスムーズにできます。帰宅後すぐに食事であればいいのですが、食事まで1〜2時間ぐらいあるのであれば別の物で、栄養素を補給した方が良いでしょう。
炭水化物や糖質は、バナナなどのフルーツやエネルギー系ゼリーが良いでしょう。吸収が良いですし、ゼリーの場合ビタミンも一緒に摂れます。
たんぱく質は、アミノ酸で摂ると良いでしょう。アミノ酸は、筋肉の材料となるBCAA(分岐鎖アミノ酸 必須アミノ酸の1つ)が良いでしょう。
これらの特長は消化吸収が良く内臓に負担が少ないことです。特にたんぱく質は消化吸収に時間がかかり胃など内臓に負担がかかりやすいです。疲れた体は、内臓も疲れています。効率の良い回復には、内臓をいたわる事も大切です。
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